児童発達支援・放課後等デイサービス 加算一覧~2021年(令和3年)報酬改定対応版~

児童発達支援・放課後等デイサービスの加算の一覧です。
2021年(令和3年)の報酬改定に対応しています。
東京都福祉保健局が発行している
「児童発達支援・放課後等デイサービス指定申請マニュアル」
に対応しています。
順番もマニュアルの通りなので、手引きやマニュアルが読みやすくなるはずです。
厚生省の基準ですので、東京都以外の道府県も加算の内容はほぼ同じです。

アンダーラインの引いてある見出しをクリックすると、解説のページに飛べます。
※自治体(指定権者)によって解釈が変わりますので、個別にご確認下さい。

家庭連携加算 (月4回まで)

 1時間未満 …187単位/回
 1時間以上…280単位/回

・事前に保護者の同意を得る
・個別支援計画に基づき、児童の療育に関する相談を行う
・時間(開始と終了)と相談した内容の記録を残す

事業所内相談支援加算 (月1回まで)

(I) (月1回まで)

 個別で実施 100単位/回

・事前に保護者の同意を得る
・個別支援計画に基づき、児童の療育に関する相談を行う
・時間(開始と終了)と相談した内容の記録を残す

(II) (月1回 まで)

 グループで実施 80単位/回 

・事前に保護者の同意を得る
・個別支援計画に基づき、児童の療育に関する相談を行う
・時間(開始と終了)と相談した内容の記録を残す
・2人から8人を1組とする

関係機関連携加算

(I) (月1回まで)

 200単位/回

・事前に保護者の同意を得る
・保育所や学校、相談支援事業所などの関係機関と会議を開催する
・時間(開始と終了)と相談した内容の記録を残す

(II)  1回のみ

 200単位/回

・事前に保護者の同意を得る
・就学先、就職先などの関係機関との連絡調整や相談援助を行う
・連絡や相談の内容は記録を残す

保育・教育等移行支援加算( 1回のみ)

 500単位/日

・児童が退所し、保育所等の施設へ移行する
・退所後30日以内に居宅を訪問し、相談援助等を行う
・内容は記録に残す

個別サポ―ト加算

(I)  100単位/日

児発
3歳未満
食事、排泄、入浴及び移動の項目で、全介助または一部介助である項目が2以上

3歳以上
以下の項目のどちらにも該当すること
・食事、排泄、入浴及び移動の項目で、全介助または一部介助である項目が1以上
・食事、排泄、入浴及び移動以外の項目(行動障害及び精神症状の各項目)で、
ほぼ毎日(週5日以上)あるまたは週に1回以上ある項目が1以上

放デイ
通所給付決定申請の際の指標該当を踏まえて決定する。
・食事、排泄、入浴及び移動のうち3以上の日常生活動作について全介助を必要とするもの
・指標判定の表の項目の点数の合計が13点以上であるもの

(II)  125単位/日

・連携先機関等と連携して支援を行い、個別支援計画に記載する
・連携先機関等との1の共有は、年に1回以上行うこととし、その記録を文書で保管する
・通所給付決定保護者の同意を得、要支援児童等の支援状況等の情報共有を行う

送迎加算(重症心身障害以外)

    片道につき(1回) 54単位

・障害児に対しての送迎である(重症心身障害児は除く)
・原則は、居宅等と事業所の間の送迎である
・個別支援計画書への記載と、サービス提供記録を残す

医療連携体制加算 I~VII

Ⅰ 32単位/日

・1時間未満の看護を行った場合(1回の訪問で8人を限度)

Ⅱ 63単位/日

・1時間以上2時間未満の看護を行った場合(1回の訪問で8人を限度)

Ⅲ 125単位/日

・2時間以上の看護を行った場合(1回の訪問で8人を限度)

Ⅳ 800単位/日(1人)   500単位/日(2人)   400単位/日(3~8人)

・スコア表の医療行為を必要とする児童に対し、4時間未満の看護を行った場合(1回の訪問で8人を限度)

Ⅴ 1600単位/日(1人)   960単位/日(2人)   800単位/日(3~8人)

・スコア表の医療行為を必要とする児童に対し、4時間以上の看護を行った場合(1回の訪問で8人を限度)

Ⅵ 500単位/日

・認定特定行為業務従事者に 喀痰吸引等に係る指導を行った場合

Ⅶ 100単位/日

・認定特定行為業務従事者が喀痰吸引等を行った場合

 

欠席時対応加算

(I)(月4回まで)

  94単位/日

・営業日の前々日から当日までに欠席の連絡があった
・理由や状況などの記録を残し、相談に応じる
・複数回の欠席の連絡を貰った場合でも、1回分として算定する

(Ⅱ)(月4回まで) 放デイのみ

  94単位/日

・来所した児童が体調不良により来所から30分以内に帰宅する
・状況などの記録を残す

利用者負担上限額管理加算

  150単位/月

・受給者証上限管理の事業所として記載がある
・上限額管理の必要が生じる
・管理結果票を作成、確認の後に関係事業者に送付する
・請求明細書に、実績記録票と上限額管理票を添付する。



※以下の加算は、事前に届出が必要です。




児童指導員等加配加算

(理学療法士等を配置)

 定員10人以下 187単位/日 

・事前に届出が必要
・必要な人員配置基準に加え、下記の資格者を配置する
・常勤換算で1人以上配置

(児童指導員等を配置)

 定員10人以下 123単位/日 

・事前に届出が必要
・必要な人員配置基準に加え、下記の資格者を配置する
・常勤換算で1人以上配置

(その他の従業者を配置)

 定員10人以下 90単位/日 

・事前に届出が必要
・必要な人員配置基準に加え、下記の資格者を配置する
・常勤換算で1人以上配置

専門的支援加算

(理学療法士等を配置)

  定員10人 187単位/日 

・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・心理指導担当職員
大学で心理学を専修し卒業した者で個人及び集団心理療法の技術を有する者
・国リハ視覚障害学科履修者
国立障害者リハビリテーションセンター学院の視覚障害学科を履修した者又はこれに準ずる視覚障害者の生活訓練を専門とする技術者養成研修修了者

児発のみ(放デイでは、以下の職員は加算対象外です)
・5年以上実務経験のある保育士
・5年以上実務経験のある児童指導員

(児童指導員等を配置)

  定員10人 123単位/日 

・事前に届出が必要
・必要な人員配置基準に加え、下記の資格者を配置する
・常勤換算で1人以上配置

看護職員加配加算(重心のみ)

( I ) 重心のみ  定員5人 400単位/日 

・児童のそれぞれのスコアの合算が40点以上
・必要な人員配置基準に加え、下記の資格者を配置する
・常勤換算で1人以上配置

 (Ⅱ)             定員5人 800単位/日 

・児童のそれぞれのスコアの合算が72点以上
・必要な人員配置基準に加え、下記の資格者を配置する
・常勤換算で2人以上配置

福祉専門職員配置等加算 

Ⅰ 15単位/日 
Ⅱ 10単位/日

「Ⅰ」・直接支援を行う常勤の従業員のうち、下記の資格者を35%以上配置する
「Ⅱ」・直接支援を行う常勤の従業員のうち、下記の資格者を25%以上配置する

・社会福祉士
・介護福祉士
・精神保健福祉士
・公認心理師

Ⅲ 6単位/日

①直接支援を行う常勤の従業員を75パーセント以上配置する
②勤続3年以上の常勤の従業員を30パーセント以上配置する

延長支援加算

(重症心身障害以外)

 1時間未満                      61単位/日
 1時間以上2時間未満    92単位/日
 2時間以上                    123単位/日

・営業時間が8時間以上である
・事前に届出を行う
・個別支援計画に延長が必要な旨の記載をする
・職員を1名以上配置する

(重症心身障害)

 1時間未満                      128単位/日
 1時間以上2時間未満    192単位/日
 2時間以上                      256単位/日

上の重症心身障害以外と同じ

送迎加算 ※重心児や医ケア児の送迎

(重症心身障害以外)

   +37単位

看護職員加配加算を算定する事業所であって、医療的 ケアを行うための職員を配置して送迎を行った場合

・重症心身障害児に対しての送迎である
・原則は、居宅等と事業所の間の送迎である
・直接支援業務従事者を1人以上配置する
・医療的ケアを考慮する
・個別支援計画書への記載と、サービス提供記録を残す

(重症心身障害)

      37単位/回

・重症心身障害児に対しての送迎である
・原則は、居宅等と事業所の間の送迎である
・直接支援業務従事者を1人以上配置する
・医療的ケアを考慮する
・個別支援計画書への記載と、サービス提供記録を残す

特別支援加算

  54単位/日

・事前に届出をする
・PT、OT、ST、心理指導担当職員、看護職員、
視覚障害者の生活訓練を専門とする技術者養成研修修了者により特別支援計画(個別支援計画とは別のもの)を作成する
・児童及び保護者へ、特別支援計画について説明し、同意を得る
・対象児童に必要な支援を提供する
・訓練記録を残す

強度行動障害児支援加算

  155単位/日

・強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)の修了者の職員を配置する
・研修修了者がサービスを提供する
・保護者へ、加算算定について説明し、同意を得る
・自治体から認定された強度行動障害児へサービスを提供する

福祉・介護職員処遇改善加算

 (Ⅰ)    (児発)8.1%、(放)8.4%
 (Ⅱ) (児発)5.9%、(放)6.1%
 (Ⅲ) (児発)3.3%、(放)3.4%

Ⅰはキャリアパス要件の3つ全て Ⅱは①と②の2つ Ⅲは①又は②のどちらか1つ
職場環境等要件はどの加算でも共通して必須

・キャリアパス要件 
①賃金体系
②研修
③昇給の仕組み

 

福祉・介護職員等特定処遇改善加算

 (Ⅰ)    (児発)1.3%、(放)1.3%
 (Ⅱ) (児発)1.0%、(放)1.0%

Ⅰは全ての要件を満たす Ⅱは配置等要件以外の3つを満たす

 

こちらのフォームでは、
カテゴリーと資格等を選んで、取得できそうな加算を案内しています。
ぜひお役立て下さい。

https://forms.gle/kQhymvBbqTL4A4bR6

以上、児童発達支援・放課後等デイサービス 加算一覧2022年 最新版について解説しました。

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