放課後等デイサービスって送迎してくれるの?
放課後等デイサービスを利用するにあたって気になるのが、
「送迎はしてくれるんですか?」という質問がよく来ます。
今回は、児童発達支援と放課後等デイサービスを利用するにあたっての送迎サービスについて解説します!
放課後等デイサービスと送迎のポイント
・都心では、送迎を行っている放デイは4割程度。児発では更に少なくなります。
・送迎サービスは、保護者の方からの需要の高さに反比例して、実施する事業所は少なくなっています
・自治体によっては、移動支援が利用できます。
送迎は事業所毎の判断で行っています
送迎サービスは児発・放デイの「義務」ではなく、事業所毎に判断して、提供するサービスです。
保護者からのニーズは高いのですが、事業所にも送迎を拡大できない理由があります。
・車両費、維持費など、報酬に比べて支出が多くなってしまっている
・政府や行政から「送迎サービスは、児童の発達を阻害するのではないか?」と指針が出されている
(今後、加算報酬が削られていくことが明らかです)
・職員の送迎体制を調整するのが難しい
(免許所持者が少ないことや、送迎車の添乗員を確保しなければならないこと等)
・送迎サービス中の事故や虐待、問題が増えている
これらの理由で、都内では特に、送迎を行っている事業所は少なくなり、
療育中心ではなく、預かり型の放デイである傾向が見られます。
「障害児の発達にとって望ましいとは言えないような利用のされ方もみられる」ことを挙げていた(財務省、2017 年 10 月)
https://www.kyosaren.or.jp/wp-content/uploads/2019/11/9165ef41db6aec6f8fb8a2b12a215e86.pdf
きょうされん 2019年
送迎サービスが無い事業所の場合はどうする?
送迎サービスが無い事業所に通う場合は、以下の手段が考えられます。
移動支援サービスを利用する
・移動支援(ガイドヘルパー)という制度があります。
原則、障害者手帳が交付されている児童に対して提供されるサービスですが、
自治体によっては、児発・放デイへの送迎が認められる場合があります。
マンツーマンで付き添って送迎して貰えるので安心です。
お住まいの自治体で移動支援事業を行っている事業所を探しましょう
保護者や親族等が送り迎えする
・この場合、送り迎えをする方が時間を作らなければならず、週1回であっても大変ですが、
送迎サービスが無い場合、まず一つ目の選択肢として挙げられます。
自費で送迎サービスを利用する
・実際に利用されている児童と保護者の方はあまり見かけませんが、
自費で送迎サービスを利用するケースも稀にあります。
この場合、一回の利用料が5000円以上など高額になることもあります。
以上、放課後等デイサービスの送迎サービスについて解説しました。
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