放課後等デイサービスとは?~わかりやすく言うと障害児版の「学童や塾」です~
放課後等デイサービスについて解説します。
あくまでも知らない方に向けて、全体の概要を説明しますので、
既に知っている方にとっては、解釈にやや違いがあるかもしれません。
放課後等デイサービスのポイント
・障害を持つ児童にとって「学童」や「塾」のような場所です
・「療育」と呼ばれる、児童の特性に合わせたサービスを受けることが出来ます
・障害が無くても通うことが出来ます
放課後等デイサービスの制度について
放課後等デイサービスは2012年から始まった制度です。
児童福祉法の障害児通所支援という事業に該当し、
全国に約1万4千ヶ所、都内には約600ヶ所あります。
児童発達支援と放課後等デイサービス
法令での説明は以下の通りです
放課後等デイサービスとは・・・
学校教育法第一条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く)に就学している障害児につき、授業
の終了後又は休業日に児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、
生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与すること。
(児童福祉法第六条の二の二第四項)
法令では主に3つの内容を示しており、
①生活能力の向上のために必要な訓練
②社会との交流の促進
③その他の便宜
です。この辺りについては抽象的なので以下でわかりやすく解説します。
放課後等デイサービスでは何をするの?
放課後等デイサービスは、事業所毎に様々なプログラムを行っています。
主に、以下の4つのタイプがあります。
療育型…療育は、「治療」と「教育」を掛け合わせた言葉で、
運動療育(運動することで脳機能に刺激を与える)や、
ソーシャルスキルトレーニング(コミュニケーションをパターンで学ぶ)
などの手法でプログラムを提供します。
①の生活能力向上に該当します。
学習型…学習塾の運営する事業所に多く、
学校の勉強についていけるように、障害や発達特性に合わせて、
学習障害(読む・書く・聞くのどれかにつまずきのある状態)に効果的と言われています。
①の生活能力向上と③のその他の便宜に該当します。
習い事型…音楽、絵画、ダンスなど、好きや得意を伸ばすことで、自己肯定感を高めます。
また、発達特性にも影響し、療育的な観点からサービスを提供する事業所もあります。
個別でのプログラムもありますが、集団活動も経験することが出来ます。
②の社会との交流の促進と③のその他の便宜に該当します。
預かり型…学校終了後から夕方・夜まで、保護者の方の負担が減るように預かる(レスパイト)
が主な目的の事業所です。
おやつや食事を提供する事業所もあり、基本的には送迎も行っています。
③のその他の便宜に該当します。
放課後等デイサービスに通う料金はいくら?
・0円
・4600円
・37200円
のどれかです。世帯年収によって変わりますので、
以下の記事をご覧ください。
放課後等デイサービスの料金(費用)はいくら?
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