保育士資格と、児童発達支援・放課後等デイサービスについて~加算やメリット~
児発・放デイ業界では、
働きながら保育士資格を取得する方や、
保育士資格を持っていて、児発・放デイで働く方が増えてきました。
制度面と、加算やメリットについて解説します。
保育士と児発・放デイのポイント
・開業時の人員基準では、児童指導員と同じように配置出来ます
・加配の場合は、PT、OTのように専門職と同等の扱いです
・児発・放デイで、児童福祉のプロとしての知識・技能が活かせます
保育士とは
児童福祉法では、以下のように定義されています。
「保育士とは、保育士の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。(児童福祉法第18条の4)」
保育士資格に関しては、厚生労働省の以下のHPをご覧ください
https://www.mhlw.go.jp/hoiku-hellomirai/shikaku/
・養成施設(短大や大学)を卒業する
・実務経験の後、試験に合格する
の2つのルートがあります。
既に児発・放デイで働く方は、
実務経験から、試験を受ける方が多いようです。
保育士試験に関しては、こちらをご覧ください。
児童発達支援・放課後等デイサービスが保育士を採用するメリット
上述したように、保育士資格を持つ人を採用することで、
・人員基準を満たすことが出来ます(開業や新規店舗の際には重要です)
・加配加算を算定出来ます
人員基準に関しては、
・管理者と児発管を除いて、「児童指導員又は保育士」を2名配置する必要があります。
保育士が算定出来る加算
加配加算に関しては以下の加算を取得出来ます。
・児童指導員等加配加算
・専門的支援加算
保育士が児発・放デイで働くメリットとデメリット
メリット
・保育園、保育所よりも給与が高い
→児童指導員の給与は、都内で20万~23万円がボリュームゾーンです。
保育園等に比べると、やや高く、児発管へのキャリアアップも考えられます。
・児童に関する知識と技術を活かせる
→児発・放デイでは、障害福祉に関する知識や経験のある人が多く働いています。
しかし、いわゆる定型発達児に関しては、接した経験があまり無いスタッフもいるため、
発達や成長の速度や段階を見きわめることの出来る保育士は、現場で活躍できます。
デメリット
・障害福祉に関する勉強が必要
→児発・放デイに通う児童は、学習や日常生活でつまずきを持っています。
そのため、障害に関する勉強をしつつ、児童個人の特性を考慮して、
療育を行う必要があります。
・時間や休日などのスケジュール
→療育型の事業所では、
9時~17時
が勤務時間ですが、一般的には、
10時~18時
の事業所が多く、放デイの場合には、就業時間が20時のこともあります。
また、営業日も、祝日や休日でも営業することはよくあるため、
就職・転職する際には必須の確認事項です。
以上、保育士資格と、児童発達支援・放課後等デイサービスについて~加算やメリット~について、
解説しました。
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