第7回・第8回「障害児通所支援に関する検討会(オンライン開催)」について

第7回「障害児通所支援に関する検討会(オンライン開催)」2023年1月11日
第8回「障害児通所支援に関する検討会(オンライン開催)」2023年1月25日
障害児通所支援に関する検討会が開催されました。
今回は、第7回と第8回を合わせて解説します。

前回の第6回の記事はこちらです。

第6回「障害児通所支援に関する検討会(オンライン開催)」について

第7回の主要な議題

児童発達支援

・総合支援型と特定プログラム特化型には、引き続き懐疑的な声が多い
・現在のガイドラインよりも詳細な解説をすることで質を担保して欲しい
・重症心身障害児や医療的ケアが必要な児童に対する受け入れが不十分
・市町村を中心に、受け入れ困難事例などを共有して欲しい

放課後等デイサービス

・不登校児など、学校へ行けない子供の居場所としての放デイ
・小学生だけでなく、中学生、高校生など年代に応じた支援を
・学習塾やピアノ教室型は、支援時間の長短で単位を変えてはどうか

第8回の主要な議題


第8回は、それぞれの意見と「調査指標について」が主な議題でした。
構成員の方々の意見を抜粋します。

個別支援計画がずっと同じという事業所の存在。アウトカムの評価が大切かと思う。 
…稲田委員

保育所等訪問支援も有効性の評価をいれるべき。
…内山委員

総合支援型、特定プログラム特化型についての研究もいま実施していて、
まとめる段階になっている。今後、これらの研究が参考になればと思っている。
…加藤委員

重症児の現状が理解されずに、医療的ケア受け入れが議論されていることに懸念をもっている
…木村委員

総合支援と特化型を後押しする意見や、
保育所等訪問支援の有効性が疑問視される意見が出ました。

調査指標について

デジタル化も重要。介護の方では進んでいるので、障害福祉全般でも進めていくべき。
…中川委員

支給量についての市町村の判断のバラつき
市町村のバラつきが事務要領で解決できるものなのか懸念がある。
地域における社会資源の量や状況が絡んでいるとも思う。
背景を把握することが必要かと思う。
…小川委員

デジタル化は進めてほしい。項目数多くてもデジタル化することで細かい評価ができると思う。
…米山委員

改めて連携が大事だと思う。障害児の虐待死、心中死などを経験しているが、色々な親御さんがいる。地域で顔の見える連携があるといいなと思う。
…米山委員


調査指標のデジタル化や、
支給量が地域によってバラつきがあることについての意見が出されました。

特に、支給量に関しては、児童の支援体制に直結するため、
支給決定をするプロセスについて関心が高まりつつあります。

 

以上、第7回・第8回「障害児通所支援に関する検討会(オンライン開催)」について
解説しました。

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