第三者評価について

第三者評価について、
福祉業界では、耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、
「費用が高い」「アピールポイントになる」
といったイメージしか無いかもしれません。
児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害児通所支援では、
義務ではありません。
第三者評価の概要や受け方までを解説します。

第三者評価のポイント

・費用は40万円~ですが、自治体の補助金を使うと、30万円ほどです。
・児発・放デイで第三者評価を受けているのは、全国でも40か所弱です。
・義務化されることはかなり先の話ですが、事業所のアピールポイントの一つにはなります。

第三者評価の概要


第三者評価については、以下のように説明されています。

福祉サービス第三者評価は、
社会福祉法人等の事業者の提供するサービスの質を
当事者(事業者・利用者)以外の公正・中立な第三者機関が、
専門的かつ客観的な立場から評価する事業をいいます。
福祉サービス第三者評価は、事業者の優劣をつけたり、
A・B・Cなどのランク付けを行うものではありません
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/daisannshahyouka-q-and-a.html
福岡県庁ホームページより


ランク付けするものではなく、あくまでも、
専門的・客観的な評価を基に、
事業所の福祉サービスを向上させるためのものです。

監査とは違い、法令順守や経営状況については、評価の対象外です。

費用

費用は、大体40万円~80万円ほどです。(都内、障害児通所支援事業を想定)
しかし、自治体が補助金を利用することで、
半額程度に抑えることは出来ます。
(例:文京区では、30万円と2分の1のどちらか少ない方)
https://www.city.bunkyo.lg.jp/hoken/fukushi/fukushiservise.html

第三者評価の補助を、行っている自治体と行っていない自治体がありますので、
ご注意下さい。
また、補助金の審査にも時間がかかりますので、
余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

第三者評価の対象

主な評価対象は、

福祉サービス提供体制の整備状況と取り組み
  ・提供される福祉サービス内容
  ・サービスの提供体制
  ・福祉サービスの質の向上に向けての取り組み
提供する福祉サービスの内容
  ・利用者とのコミュニケーション等
  ・介護技術等
  ・生活環境
が第三者評価の対象です。

これらを
・利用者調査…利用者への聞き取りやアンケート
・事業評価…事業所を訪問して行われる調査
の2つの方法で評価します。

第三者評価の受け方

第三者評価は、
・社会福祉協議会で紹介して貰う
・ネットで検索して探す
といった方法があります。
評価方法や結果が大きく変わることはありませんが、
具体的な課題や、アフターフォローに関しては、
各機関ごとに変わってきます。
また、スケジュールに関しても、
補助金の申請から考えると、
約4ヶ月以上を目途にスケジュールを組んだ方が良いかと思われます。

 

費用の面で考えると、
1~2か月分の利益が、第三者評価を受けるのにかかってしまいます。
しかし、
・サービスの質に関して、課題を整理出来ていない
・事業所のアピールポイントが欲しい
といった場合には有効な手立ての一つにはなり得るかと思います。
以上、第三者評価について解説しました。

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