【報酬改定】第29回報酬改定検討チーム
第29回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン)
が、2023年7月12日(令和5年7月12日)に開催されました。
医療報酬との同時改定とあって、
今回は医療との関連の議題が中心になっています。
以下、障害福祉に関連のある文言のみを抽出しました。
障害・児童福祉と関連のある議論
テーマ1:地域包括ケアのさらなる推進のための医療・介護・障害サービスの連携
3)医療・介護と障害福祉サービスとの連携
・ 障害福祉サービスでも医療ニーズが非常に高まっており、体制整備も含め医療と福祉の連携は喫緊の課題。
口腔健康管理や歯科医療の提供、薬剤管理も同様に医療と障害福祉サービスの連携が必要。
・ 相談支援専門員と医療との連携が必要。
障害福祉サービスは、介護保険サービスのケアプランを経て利用する仕組みをもう少し踏襲すべき。
また、相談支援専門員に介護支援専門員が転用できる仕組みが必要ではないか。
・ 医療的ケア児への対応について現場で最も問題となるのはレスパイトケアであり、医療的ケア児のレスパイトに係る必要十分な体制を構築することが重要。
・ 共生型サービスが広がりをみるよう、例えば看多機において医療的ケア児に対応することができる職員の人材育成等に取り組む必要がある。
・ 既に共同指導や情報提供の評価は多数あるため、一つ一つの連携を評価するというよりも、全体の枠組みとしてどのように連携を担保するのかが重要。
・ これまで継続的に診療を行ってきた主治医から、
施設等と契約・提携している遠方の特定の医療機関の医師へ、
患者の希望を無視して強制的に変更させる実態があり、
こういった現状は改善していくべき。
テーマ2:リハビリテーション・口腔・栄養
テーマ3:要介護者等の高齢者に対応した急性期入院医療
テーマ4:高齢者施設・障害者施設等における医療
(1)高齢者施設・障害者施設等の医療提供機能
・ 介護職員の喀痰吸引にかかる研修について、ニーズに対して研修のキャパシティが
少ないため、研修を受けることのできる機会を増やすべき。
・ 障害者施設から介護施設へ移行する際、介護保険の自己負担が課題となることから、
制度面での対応について検討するべきではないか。
テーマ5:認知症
テーマ6:人生の最終段階における医療・介護
テーマ7:訪問看護
その他
今回の同時改定に際しては、医療・介護の間の連携をさらに強化して、
医療・介護、障害者向けの福祉サービスも含めて、
こうしたサービスが全体として私たちの厚生の向上に資するような方向に政策を進めていく必要がある。
今回は、
・医療的ケア児
・福祉と医療の連携
・相談支援における医療
がキーワードになっていました。
今後、本格的に報酬改定に向けた議論が進んでいきます。
介護福祉分野の話も多く、
介護から障害福祉に制度が転用されるケースが多いことを踏まえると、
気になる点も多いです。
今後も、報酬改定に関する記事を上げますので、
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