児童指導員の要件~資格など3つの方法を解説~
児童指導員の要件について解説します。
児童発達支援や放課後等デイサービスで働くにあたって、
「自分は児童指導員になれるの?」といった質問や、
求人募集をした際に、
「この方は児童指導員の要件を満たしてるのかな?」
という疑問が出てくることがあると思います。
以下、3つの方法と一緒に解説します。
児童指導員の要件のポイント
・資格、大学、実務の3つの方法があります
・登録や卒業などの証明書などを提出します(自治体役所に届出)
・特に大学の学科は、自治体によって解釈が異なりますので、確認が必要です
「資格」で児童指導員になる場合
福祉系の専門学校で、主に児童福祉系のコース・学科を卒業した場合と、
下の二つは国家資格を取得した場合です。
社会福祉士と精神保健福祉士は、合格だけでなく、
会への登録が必要になります。
専門的な資格を活かした療育のプロとして、加算を取得出来るため、
一般的な児童指導員に比べ、
月の給与も1万円~2万円ほど高くなる可能性もあります。
「大学」の卒業で児童指導員になる場合
恐らく、一番上の「社会系学科卒業」が一番多いケースです。
上の二つは、単位の取得ではなく、「卒業」が要件になっています。
学部や学科などが要件に該当するか分からない場合は、
指定権者(自治体)に問い合わせた方が確実です。
下の二つは珍しいケースなので、確認しましょう。
「実務」の経験で児童指導員になる場合
実務で児童指導員になる場合は、
・高卒で、2年以上児童福祉事業で働く
・教員免許を持っている
の二つのケースがあります。
児童福祉事業については下の画像をご覧下さい。
児童福祉事業一覧
児童発達支援管理責任者の実務経験とはやや違うので、注意が必要です。
また、直接支援と相談支援の区分もありません。
注意事項
・養護教諭の免許は、不可となります。
・介護福祉士では資格要件を満たしません。
行政の解説や概要では、
愛媛県のこちらの表が一番分かりやすいと思います。https://www.pref.ehime.jp/h20700/fukushi/jigyousyaoshirase/ji_syoushiki/documents/31kaiseijidousidouin.pdf
児童指導員は、資格というよりは役職のため、
要件の定義が広く、難しく思えるかもしれません。
一度、ご自分で指定権者や都道府県に確認を取ることをお勧めします。
以上、児童指導員の要件について解説しました。
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