障害福祉業界の給与は安い?平均給与の一覧と給与UPの方法を解説
障害福祉業界の平均給与の一覧を解説します。
働いていて、「自分の給与が低いのか高いのか分からない」といった方は多いと思います。
・障害福祉サービス業界で働いていて給与を上げたい方
・これから障害福祉の仕事をしようと考えている方
・転職の際に参考にしたい方
は是非お読み頂ければと思います。
障害福祉業界の平均給与のポイント
・全産業平均と比較すると、約6.3万円低いという統計が出ています
・福祉介護職員(常勤)の平均は、241,360円です。
・重度訪問介護、施設入所など夜勤がある職種はやや平均給与が高いです。
職種別の平均給与
福祉・介護職員…241,360円
看護職員…296,490円
サービス管理責任者…307,850円
理学療法士・作業療法士…287,160円
機能訓練担当職員(言語聴覚士含む)…272,520円
調理員…214,110円
心理指導担当職員…282,080円
事務員…256,720円
管理栄養士・栄養士…262,210円
有資格者ほど給与が高くなり、無資格や配置が求められていない職種は給与が低い傾向です。
しかし、データの抽出の方法のせいか、実態から3~5万円ほど高い気がします。
サービス別の平均給与
居宅介護…241,360円
重度訪問介護…252,060円
生活介護…237,190円
施設入所支援…258,400円
就労継続支援A型…223,990円
就労継続支援B型…224,760円
児童発達支援…232,590円
共同生活援助(介護サービス包括型)…219,350円
放課後等デイサービス…220,200円
福祉型障害児入所施設…264,710円
医療型障害児入所施設…278,790円
入所系サービスは、夜勤手当が付くので、その分高くなっています。
ただし、共同生活援助が最も低く、その次が放課後等デイサービスです。
あくまで平均なので、これでもまだ高いと思えますが、
転職予定の方は今後どのサービスにするか、判断材料の一つになります。
実態に近い給与額
データではなく、複数の求人サイトから調査した数字です。
あくまで東京都内の事業所の給与額ですので、
ご参考までに。
給与アップのために
資格取得・研修受講
資格や研修によって、加算が付き、報酬が増えます。
そのため、「法人が推奨している資格」を取得することで、給与が上がる傾向にあります。
例:強度行動障害研修や保育士、介護福祉士など
役職に就く
施設長、主任など様々な呼称がありますが、役職に就くことで、
役職手当が付く場合があります。ただし、多くが中間管理職のため、
現場での支援と両立しなければなりません。
評価を上げる
評価を上げるために、
・法人理念の理解
・法人の現在と今後の方向性の把握
・報酬改定や行政対応
などを行う必要がありますが、一番確実な方法です。
今後、給与が上がりそうなサービス
重度訪問介護や施設入所
夜勤があり、手当が発生し易いサービス種です。
ただし、高い支援力が要求されることも多く、
夜勤が行えるように健康状態やご家族の理解が必要です。
就労系サービス
現状、行政の方向性として、報酬形態も手厚いのが就労系サービスです。
主に精神障害をお持ちの方への支援となり、特に就労支援のために知識が必要です。
一般企業での経験が一番役に立つサービスでもあります。
お読み頂いてありがとうございました。
報酬改定・加算・開業・資金調達まで、ご相談はこちら
トキタ行政書士事務所では、報酬改定への対応や各種加算、その他児童発達支援、放課後等デイサービス、就労支援等のご相談を承っております。運営についてお困りの方は、お気軽にご相談ください。メールでの相談は無料となっております。