スウェーデンの障がい者雇用

スウェーデンの障がい者雇用

スウェーデンにはサムハルという国営の企業があり、
障がい者の就労を支援しています。
従業員数はなんと２万人で、国内の拠点は２５０カ所とのことです。
・障がいではなく、能力を重視
・外部への転職が目標
・障がい者雇用は、社会貢献的な大義ではなく、収益を上げる機会
などなど。ロゴが可愛いです！

https://shohgaisha.com/column/grown_up_detail?id=1609

スウェーデンと障がい者雇用

スウェーデンでは、１９８０年に純粋な国営企業として、
サムハルが誕生しました。

主な事業分野は、
・製造業…約21％
・サービス業…約43％
・労働者派遣事業…約26％
の３つです。
重度・重複障がいを持つ人を優先的に雇用し、多くの民間企業と契約しています。

雇用の流れ

①まずは、公共職業安定所に申し込む
②職業安定所にて、就労能力を調査する
③就労能力によって、
・サムハルで就労
・訓練、指導を行う
のどちらかの機会を提供されます。
https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/other/z00011/z0001109.html

重要な対策として強調されていることは、早期復職の奨励である。1990年代の前半には、この対策によって、手当の支給が減少する一方で、事業主の責務が増大すると共に早期に復職する人が増加した。1992年以降は、社会保険事務所に対して、医療及び職業分野の専門家との協力が求められた。相当な人数の職員が、リハビリテーション対策に振り向けられた。

日本との違いは、
・委員会などの組織形成を促進している
・雇用補助金で手厚く保護している
といった点です。
日本でも就労支援は進められていますが、
障がいを持つ人の働くノウハウは参考になるかもしれません。

以上、スウェーデンの障がい者雇用について解説しました。