【2024報酬改定】就労継続支援A型・B型【予想】

就労継続支援A型・B型の報酬改定についてまとめました。
あくまで予想の範囲内ですので、ご参考までに。
A型は、指定基準を満たしていない事業所
B型は、収支差率（利益率）のバラつき
が問題になっています。

収支差率は以下です。
A型は減少傾向、B型は５％以上をキープしています。

事業所数は以下の通りです。
B型は現在、2万事業所に迫る勢いです。

就労系事業所報酬改定のポイント

・施設外就労の実績報告書の廃止の検討
・A型はスコアと指定基準の見直し
・B型は工賃区分で報酬に差が広がる

A型

スコア方式について

・労働時間が長い場合の単価増
・生産活動収支と賃金総額のバランスで評価が分かれる
・一般就労した場合の評価項目を新設する

経営改善

・経営改善計画書未提出の事業所、指定基準を満たしていない事業所に対して何らかの対応を検討

検討頂きたい事項

・労働時間（延長は可能か？不可能であれば効率的な労働を）
・生産活動収支の見直し
・一般就労の事例を促進する
・経営改善計画書の提出
・指定基準を満たす施策を

B型

平均工賃について

・工賃区分に報酬の差が広がる
・報酬体系毎の収支差率を是正
・目標工賃達成指導員等配置加算の工賃向上への効果を測定
・多様な利用者様に対し、手厚い人員配置した場合の評価
・特性等を踏まえ、利用日数を前提とした報酬の検討

検討頂きたい事項

・工賃区分を上がることは可能か
・報酬体系を変える場合、どのような点が問題か
・目標工賃達成指導員等配置加算を算定し続けるか
・通所されているご利用者様の障害種は広いか狭いか
・休みがちなご利用者様はいるか。またその多寡はどうか。

以上、【2024報酬改定】就労継続支援A型・B型【予想】について、
解説しました。

参考
第38回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35715.html