【児童発達支援&放デイ】欠席時対応加算 ( I )・(Ⅱ)

欠席時対応加算について解説しました。
送迎加算以上に、
児発・放デイを運営するにあたって、必須の加算です。
放デイだけでなく、児童の場合は体調を崩しやすいので、
営業日前々日の概念についても図解しています。

管理者や請求対応スタッフだけでなく、指導員の方も、抑えておきたい知識をまとめました。

欠席時対応加算 ( I )・(Ⅱ)の算定要件と単位数

 

欠席時対応加算( I )は、
「前々日以内」がやや抽象的な表現になっていますが、
・土日は営業しているか
・連絡を受けた日から通所日まで、土日をまたぐか
によって異なります。
管理者等だけでなく、指導員等の現場スタッフも共有したい事項です。

「営業日と前々日」の考え方と具体例

基本的には、「曜日」で考えた方が分かりやすいです。
ここは混乱し易いので、研修などでフォローした方が良いかと思われます。
下の具体例は、土曜日開所しているケースを想定した具体例です。

欠席時対応加算の注意点

Ⅰ…複数回の欠席を、まとめて連絡を受けた時も、算定出来るのは1回分です
Ⅱ…「来所してから、帰宅する」のが要件のため、送迎中の帰宅は算定出来ません

どちらの加算も、「事業所都合の欠席(人員の欠如などが理由の場合)」は算定出来ません。

欠席の際の理由は「私用」でもよいか

指定権者(自治体)によっては、「理由と状況を把握すること」と、
指導されることがあります。

指定権者(自治体)の指示を仰ぐのがベターですが、
欠席理由が、毎回のように「私用」とだけ記載されていると、
「本当に欠席の連絡を受けたのか」と不正を疑われてしまうこともあります。

欠席の連絡を受けた職員が、
「申請に必要なので、差し支えなければ、理由をお聞かせ頂けますか?」
と尋ねるとスムーズです。

運営においても、保護者の方に理由を尋ねることで、
支援が途切れないように、継続的な通所を促すことが出来ます。
「当日、体調不良で欠席の連絡を受けたが、他事業所を利用していた」
場合も、返戻となってしまうため、普段からの関係構築が重要です。

欠席の理由と実地指導

実地指導でも、指摘の多い欠席加算ですが、
△「私用のため」…つまり何の理由で欠席したのか指摘される
△「イベント参加のため」…事前に予定を把握していたのでは?と指摘される
〇「ご家庭の事情のため」…特に指摘無し
といった指摘内容になっています。ご参考までに

回数の限度

1ヶ月に4回までとなっています。(重心児は月8回まで)
この回数を超えて加算を算定することは出来ませんので、ご注意下さい。
4回以上欠席加算を算定し、返戻になってしまうケースをよく目にします。

また、来所時間が30分以下となっても、
1回分のサービスとして報酬を請求できるケースもあります。
下の記事で解説しています。

放課後等デイサービスの30分以下のサービス提供 

以上、欠席時対応加算について解説しました。

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