【転職者・求職者向け】児童発達支援・放課後等デイサービスの選び方

児童発達支援や放課後等デイサービスは、
児発管へのキャリアアップや、
給与面、面白さなどの魅力があります。

しかし、基本的には1つの事業所で最少の4人で回していることもあり、
転職者・求職者の方にとっては、不安な一面もあります
今回は、実体験と行政書士としての目線から、
「自分が児発・放デイで働くとしたら、ここをチェックする!」
というポイントを資格・役割別に解説します。

【転職者・求職者向け】児発・放デイの選び方のチェックポイント

・まずは条件面です。給与が高い(32万~)場合は理由があります。休日や平均残業時間も確認しましょう。
・母体の運営法人がどのような企業展開をしているかを確認します。
・方針や理念など求めている人材などをすり合わせます。
・コンプライアンスや基準を意図的に違反している事業所はやめておきましょう。

条件 ~給与や休日~

 給与や休日

 給与は下の資格別で解説します。
 年間休日に関しては、恐らく年間120日前後かと思います。
 ここに関しては、どの事業所や運営母体でもあまり変わらない点です。
 また、プライベートやライフステージの変化によって、
 土日や祝日も営業しているか?も確認したいポイントです。

 残業時間

 残業時間に関しては、これも役割によって変わりますが、
 サービス残業の有無は、見学などで確認したいポイントです。
 直接聞きにくいので、「忙しいと思いますが、残ったりしますか?」
 とスタッフの方に工夫して聞いてみるのも一つの手です。

運営母体 ~業務展開や風土~

 運営母体

 主に、運営法人の分類は以下です。
・デイサービスなどの介護
・相談支援などの障害福祉
・塾や習い事などの民間
 の3つに大別出来ます。
 運営母体の企業が
 ①他にはどのような事業を展開しているか
 ②経営は安定しているか
 ③どのような社風か(体育会系、ベンチャー系、福祉系など)
 を確認します。

方針や理念 ~療育の方針、求める人材~

 方針や理念

 ここが一番大事なポイントかもしれません。
 自分の療育への方針と、
 事業所の方向性が合っているかどうかを確認します。
 都内では預かり型は少なくなりましたが、
 パンフレットホームページでも念入りに調べたいポイントです。

資格・役割別の検討事項

児童指導員

 指導員の場合、業務としては直接支援がメインです。
 送迎の有無や研修制度などを確認します。
 また、キャリアアップを考慮して、評価方法も気にしたいポイントです。

児童発達支援管理責任者

 児発管の場合、管理者と兼務かどうかは一番に確認したいポイントです。
 併せて、請求や事務作業がどの程度あるか、
 また、前任の児発管の業務範囲も知っておくとスムーズに引継ぎが出来ます。

管理者

 管理者のみの求人は少ないかもしれませんが、
 管理者の場合は、マネジメントや利益の確保が中心になるかと思います。
 場合によっては、児童指導員と兼務で現場に入ることもあるかと思いますが、
 管理者業務はオーナーや経営者との相性が良くないとおススメは出来ません。
 

理学療法士や作業療法士などの専門資格

 有資格者や専門的な療育が出来る人材は、現場でのニーズも高いです。
 児発・放デイよりも給与が高い仕事もあるかもしれませんが、
 アルバイト(時給1500円~)の求人が多いと思います。
 業務の範囲(プログラム作成から保護者との相談など)については、
 面談時などに、しっかりと擦り合わせた方が長く働くことが出来ます。
 

コンプライアンスや基準について

 ここからは現在、行政書士として日々基準や法令(ルール)と向き合うからこその留意事項です。

誰がどのように基準を理解し、運営しているかを把握しておきましょう。

オーナーやスタッフが、
「うちは管理者に任せてる」
「指導員だから何も知らなくていい」
という場合は、やや黄色信号です。

特に、管理者に就いていると、
処分が下った場合(指定取り消しや営業停止など)に、
氏名を公表されます。

現場の指導員であっても、
児童や保護者の方に対し、
処分があったことをお知らせするのは、
相当な精神的ダメージを負います。

考え直した方がいい事業所

・児発管が明らかに居ないのに届出をしていない
・個別支援計画を作成していない

などの場合は、ほぼ確実にアウトなので、
他の事業所を探しましょう。
「ここで頑張るしかない!」
と思ってしまうのも無理はありませんが、
児発・放デイのスタッフは、専門的な職種です。
そのため、探せば他の事業所が見つかりますし、
身体や心を壊してしまう前に、
軽い気持ちで転職活動をしてみましょう。

他の事業所を探した結果、
「今のところも悪くないな」
と精神的な余裕を持てるかもしれませんし、
反対に、前向きに転職出来るかもしれません。

以上、【転職者・求職者向け】児発・放デイの選び方についての記事でした。
この記事は、私の主観的な意見が含まれていますので、
ご参考までに。
児発・放デイで働く皆さんを応援しています。

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